夏に向けてエアコンを試運転したところ、カビ臭い風が出てきて、吹き出し口に黒い点々が見えた……。「自分では掃除できないから、CMでよく見るおそうじ本舗に頼もう」と思った矢先、ネットで「壊されたのに弁償してくれなかった」「対応がひどい」という口コミを目にして、申し込みボタンを押す手が止まっていませんか?
「もし自分の家のエアコンが壊されたらどうしよう…修理代は本当に払ってくれるのかな?」と不安に感じる方も多いでしょう。
結論から申し上げます。おそうじ本舗は全店舗が保険に加入していますが、公式サイトの注意事項等に記載されている「製造から9年以上は補償対象外になるという免責事項」が存在します。ネット上の悪評の多くは、このルールをユーザー側が事前に認識していなかったことによる悲劇です。
しかし、安心してください。この記事で解説する補償のカラクリを理解し、当日やるべき「3つの自衛策」さえ実践すれば、トラブルを未然に防ぐことができます。万が一の際にも堂々と対応できる知識を身につけ、安心してプロにエアコンを綺麗にしてもらいましょう。
おそうじ本舗のエアコンクリーニングは全店保証あり!ただし「9年の壁」に要注意
エアコンクリーニングを依頼する際、最も気になるのが「万が一故障したときの補償」です。
まず大前提として、おそうじ本舗は全店舗に損害賠償責任保険の加入が義務付けられています。 そのため、作業完了後速やかに(補償期間は作業後30日間)不具合を申告し、かつ「クリーニング作業が直接の原因であること」が確認された場合に限り、原則として自己負担なしで修理や補償を受けることができます。この点においては、個人の無保険業者に依頼するよりもはるかに安全だと言えます。
しかし、ここで安心してはいけません。おそうじ本舗の規約には、「製造から9年以上経過したエアコンは原則としてサービス保証(補償)の対象外となる」という厳しい条件が存在します。
事前の注意事項にも記載されていますが、製造から9年を超えた古いエアコンは、どれだけプロが慎重に作業をしても、プラスチック部品の劣化などで破損するリスクが高まります。そして万が一破損した場合、保険を使った修理が適用されない可能性が極めて高いのです。
「保険に入っているから、どんなエアコンでも壊れたら直してくれる」と思い込んでいると、この「9年の壁」に阻まれ、思わぬ自己負担を強いられることになります。
なぜ?おそうじ本舗の保証対象外となる「エアコン製造から9年以上」の理由
「9年以上経っているだけで補償してくれないなんて、業者の逃げ口上ではないか?」と感じるかもしれません。しかし、これには明確で物理的な理由があります。
それは、メーカーの部品保有期間が終了し、物理的に修理ができなくなる(経年劣化)リスクが高まるためです。
現在、日本の主要な家電メーカーはエアコンの修理用部品(補修用性能部品)の最低保有期間を「製造打ち切りから10年」と定めています。そのため、製造からある程度年数が経過したエアコンが故障した場合、メーカーに修理を依頼しても「すでに交換用の部品がないため、直したくても直せない」という状態に陥るリスクが高くなります。
部品がなければ、おそうじ本舗側も修理の手配ができません。そのため、おそうじ本舗では経年劣化による破損リスクをより厳格に考慮し、メーカー基準(10年)よりも少し早い「製造から9年以上」を独自のサービス保証対象外のラインとして設定しているのです。
ネット上で見かける「壊されたのに弁償してくれなかった」「対応がひどい」という悪評の多くは、業者が悪意を持って逃げているわけではありません。「製造から9年以上は補償対象外」というルールをユーザー側が事前に知らされていなかった(あるいは利用規約を読み飛ばしていた)ことによる、認識のすれ違いから生まれているのが実態です。
エアコンクリーニングで泣き寝入りしない!確実な保証を受けるための「3つの自衛策」
「9年の壁」の理由が分かっても、やはり他人が家に入って作業をする以上、不安は残るはずです。そこで、あなたが絶対に損をしないために、依頼前〜当日に実践すべき具体的なアクションプランをお伝えします。
以下の3つの自衛策を徹底すれば、悪質なトラブルを未然に防ぎ、万が一の際もスムーズに対応を求めることができます。
1. 事前の年式確認(製造から9年未満の保証対象かチェック)
まずは、ご自宅のエアコンが補償対象かどうかを確認しましょう。エアコン本体の下部や側面に貼られているシール(銘板)を見て、「製造年」を確認してください。ここが現在から9年未満であれば、万が一の際も補償の対象となります。もし9年以上経過している場合は、「故障時の補償がないリスク」を承知の上で依頼するか、エアコン自体の買い替えを検討することをおすすめします。
2. 作業前の動作確認とBefore写真の撮影
Before写真の撮影と事前の動作確認は、トラブル発生時に「元から壊れていた」という水掛け論を防ぐための強力な予防策となります。
作業スタッフが到着したら、必ずスタッフと一緒にリモコンを操作し、「冷房・暖房が正常に動くか」「風向きルーバーがきちんと動くか」を確認してください。さらに、作業が始まる前に、スマートフォンでエアコン本体の全体写真や、周辺の壁・家具の写真を撮影しておきましょう。これにより、作業後に傷や故障が見つかった際、明確な証拠として提示できます。
3. トラブル時はおそうじ本舗の総合受付窓口へ相談
万が一トラブルが発生し、担当店舗の対応が遅かったり、不誠実な態度をとられたりして揉めてしまった場合の解決策として、おそうじ本舗の総合受付窓口(0120-24-1000)への連絡が有効です。
フランチャイズであるおそうじ本舗では、店舗と直接言い争う必要はありません。本部は各店舗を指導する立場にあるため、総合受付を通じて本部に状況を報告し、介入を相談することで、事態がスムーズに好転するケースが非常に多いです。
| ステップ | タイミング | やるべきこと | 目的・効果 |
|---|---|---|---|
| ステップ1 | 依頼前 | エアコン下部のシールで「製造年」を確認する | 9年未満(補償対象)か、9年以上(補償対象外リスクあり)かを把握する |
| ステップ2 | 作業当日(開始前) | スタッフと一緒に動作確認し、スマホでエアコンと周辺の写真を撮る | 「元から壊れていた・傷ついていた」という水掛け論を完全に防ぐ |
| ステップ3 | トラブル発生時 | 店舗の対応に疑問があれば「総合受付窓口(0120-24-1000)」へ相談する | 本部の窓口を通すことで、客観的な状況把握と問題解決を促す |
トラブルが起きた際、担当スタッフと直接感情的に揉めるのは絶対に避け、すぐに本部窓口へ連絡してください。
なぜなら、トラブル発生時に本部へ連絡するという解決策は見落とされがちで、現場のスタッフと直接交渉してしまうと、話が平行線になることが多いからです。フランチャイズの構造上、本部の窓口を通すことが、最も早く、客観的な対応を引き出すための「有効なカード」になります。これらのポイントを押さえておくことが重要です。
おそうじ本舗のエアコンクリーニング保証に関するよくある質問(FAQ)
ここでは、おそうじ本舗の保証に関して、よく寄せられる細かな疑問にお答えします。
Q1. 10年前の古いエアコンですが、クリーニング自体はしてもらえますか?
A. クリーニング自体は可能なケースが多いです。ただし、担当店舗の判断となります。事前に「製造から10年経過している」と伝えた上で、店舗側から「万が一故障した場合の補償はできないが、それでも良ければ作業する」という同意を求められるのが一般的です。免責リスクを理解した上で依頼するようにしてください。
Q2. 作業からしばらく経ってからエアコンから水漏れしました。補償されますか?
A. 作業完了後、日数が経過してからの不具合申告は、クリーニングが原因なのか、その後の使用によるものなのかの因果関係の証明が極めて難しくなるため、補償対象外となる可能性が高くなります。作業後は数日間、意識してエアコンを稼働させ、少しでも異変を感じたら「速やかに(数日以内に)」担当店舗へ連絡することが必須です。
Q3. 当日、スタッフが来る前に準備しておくことはありますか?
A. エアコンの下に脚立を置けるよう、半径1m程度のスペースを空けておいてください。また、作業前の動作確認をスムーズに行うため、エアコンのリモコンをすぐ手に取れる場所に用意しておきましょう。
まとめ:おそうじ本舗の保証を正しく理解し、安心してエアコンクリーニングを依頼しよう
おそうじ本舗のエアコンクリーニングにおける保証の真実について解説してきました。重要なポイントを振り返りましょう。
- おそうじ本舗は全店保険加入だが、「製造から9年以上」のエアコンは経年劣化等の理由からサービス保証(補償)対象外になるリスクが高い。
- ネットの悪評の多くは、この「9年の壁」を事前に認識していなかったことによるすれ違い。
- 当日損をしないためには、「事前の年式確認」「作業前の動作確認と写真撮影」を徹底する。
- 万が一店舗と揉めたら、迷わず「総合受付窓口(0120-24-1000)」へ相談する。
「壊されたらどうしよう」という漠然とした不安は、正しい知識がないことから生まれます。しかし、ここまでお読みいただいたあなたは、すでに補償のカラクリを理解し、トラブルを未然に防ぐ具体的な自衛策を手に入れました。
もう、ネットの悪評に過度に怯える必要はありません。知識武装したあなたなら、どんな業者が来ても堂々と対応できます。
ご自宅のエアコンの年式を確認したら、安心してプロの技術に任せ、カビの不安がない快適な夏を迎えましょう。
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参考文献リスト
- 独立行政法人国民生活センター「ハウスクリーニングのトラブルにご注意」
- おそうじ本舗 公式サイト「サービスに関するよくあるご質問」